美学。

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美学。朝よりブランディング会議にて報告と今後の動き。
すじを通すということ。昨日ではないが、完璧を目指し人は壁を作ってしまう。
気をつけねば。

久しぶりに来訪のクライアント。最近、引っ越した。
近況報告するうちに”師塩”プロジェクトの展開をご紹介願う。
またまたご縁にてご紹介頂いたメディアとコベンティーナ打ち合わせ。
いいカタチでデビュー出来るといい。しばし、盛り上がる。

本日は夢のようなワイン会。
というか気の合う仲間5人が集い銀座かわむらにて”み”を”あじわう”。素直に。
最近クリュッグにて“クロ・ダンボネ“という希少かつ徹底した作りにてピノ・ノワールのみにて1995初ビンテージ。
それを美しき食と友と先への願掛けマリアージュ。

まずはダンボネ。漆黒の木箱を開ける。ここにもう、オーラがある。
丁寧に注ぎ分け房総の黒アワビ20年ものしゃぶしゃぶキャビア合えと。
なんとも気品ある香り、やさしくほのか。しかし残る。消えない。
囁きが聞こえる。誘惑だ。一口含む。なんと芳醇で透明な味。色同様、光に満ちあふれている。
酸の強みにもいやみがない。シャンパンではない。白ワイン。いや、今までにない味わい。
余韻は続く。舌はそのベールに包まれる。こんなに後が長いのは始めて。
泡も小さく細かく美しい。銀河の流れに奥行きがどこまでも深く静か。
しかしこのパンチは一体どこから。特に特化したというより”美しい魅惑の水”。
透明感。甘み多く海味のアワビ&キャビア。ダンボネとスーパーマリアージュ。別の世界へ。
海原へ光溢れる豊かな海を泳ぐ。 カラダの余計が抜けていく。記憶は後先どうでも良くなる。
一同、コトバにならない。ひらすら旨い。そして無言。そして笑み。それのみ。
かわむらさんもいつにもなく柔らかい。皆、いい顔してます。美しきもの教えてくれます。

続いて京都松茸フライ、あわびステーキフライ。
これまた松茸、香りは出始めなのでご愛嬌といいつつしっかり味はきています。
師塩をショットつけ、思い切りかぶりつく。まさに土地を食べている、鼻に抜ける、包まれる。
あわびもこのボリューム、食感、またしゃぶしゃぶとは一味違い、この力強さ!ロダンの彫刻のよう。
そしてどこか官能的。ワインは“Guiberteau 2002“とても珍しい。土地の力とミネラルこれまた大地。
松茸と面白いバトルを始める。秋のにがみ。

ダンボネはますます香りを放ち、余韻も長い。誘惑以外の何ものでもない。
しかし堕落へではなく常に感情を感性を引っ張り上げてくれる。触発される。
あわびの肝のペーストをトーストにて。ここに房総黒あわびの秘密あり。旨い海藻の宝庫。
それを思いっきり食べている。海を食べるとはこんなこと。
水平線へ続く大海原。快晴。潮風心地よく。店の空気が変わる。

ワインは“コルトンシャルマーニュ2002ルーミエ”。この酒は美しい貴女。リードしてくれる。
もう皆の口からは一切の現実的でない感動のみ。
しかし、現実にはこれだけ自然の命とそこと共生し生み出したワイン。
料理は、何とも非現実なことが、何故か不思議だ。鶏の唐揚げ、何故、かわむらでと思う人も。
これ、かわむらさんの大好物。客に出すのは、はじめて。旨い。こんな無垢、あー同じことしか出てこない。
甘い、香る。この食感、こりゃ癖になる。

ローストビーフと共にワインは“DRC ボーヌロマネ1978”。
グレートビンテージ中のグレート。もう語る必要なし。流石ロマネコンティとしか言いようがない。
状態もタイミングもこのローストビーフとのマリアージュ、そして友。全ての“気”と“意”が1つになる。しばし体認。
目を閉じても風景があり、音が流れ、風が吹く。創造を越えている。DNAのひだがゆらゆら勝手に旅に出る。
それにしてもローストビーフも鮮やか、脂がホントきれい、旨い。

ドブネの“クリオバタールモンラッシェ2000“。
いやこの足の長さ、このエロティックな手招き。シルキーに包み込む甘み。
気品に綴られていく。ミートソースご飯つまみながら。ミートの味のソースとても軽く、深い。うまいよ、とにかく。
デザートのプリンとは“DONNHOFF1998“アイスワイン。作りたい年しか作らない。とても貴重なワイン。
まるで凝縮された果物のエキスをスーっと体の中にとけ込ませていくよう。
ありえないことはありえるもんだ。この一瞬間も。食は全ての美の根っこがある。
ただし、ここは大事に向き合い努力と執念。まっ、力が入り過ぎはダメだが何か本日全てが共通した。
ある、無垢な感。そして奥深く生きずく生命力。生きている。美しさの真ん中で。偉大なるワインに。
自然を力強く生き抜いた食に人の感と技に、そして友に、感動、感謝。


今日のホスピタリティVol.118

目を閉じる。五感の一つを止めてみると感は勝手に動き出す。
気づきのないところにみえてくること。普段の中に様々な動きが隠れている。
自身に問うことは時に重要だ。


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このページは、naitoが2008年9月 4日 15:44に書いたブログ記事です。

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